高卒で感じた『学歴コンプレックス』

母子家庭という事もあって、母を楽にさせてあげたいと、私は高校を卒業してから直ぐに働き始めました。

大学や専門学校への進学に興味はありましたが、そんな余裕もないですし、今まで育ててくれた母へ少しでも恩返しがしたいなと思って、迷わず就職。

働き始めの頃は高卒であるという事なんて、まったく気にしてませんでした。

それが気にするようになったのは、勤め先が倒産し、転職してからのことです。

高卒で働き始めた奴は努力していない

転職した頃は、社会人として働いてきて、そこそこの時間が経っていました。

前の職場とは雰囲気もガラリと変わり、とにかく『人を蹴落として上へ行く』という風潮が見られる職場でした。

そこで言われて衝撃だったのが「高卒で働き始めた奴は努力していない」ということでした。

最初に言われた時は「え……?」と呆然としましたね。相手が何を言ったのか分からない。ただ、後からじわじわと、悔しさとか、悲しさとか、そういった感情が込み上がって来ました。

その人――社長や上司曰く、

・無理にでも大学へ行って勉強する努力をしていない

・高卒は目的もなくただぼーっと就職しただけ

・文句があるなら大学に行ってからにしろ

とのこと。

なかなかに攻撃力の高いパンチを食らった気分になりました。

大卒がどうとか、高卒がどうとか、今まで考えた事はありませんでした。ただ、大学へ行って勉強したかったな、という気持ちそれなりに持っていましたが。

この言葉を言われてから私は、学歴に対してのコンプレックスを少なからず抱くようになりました。

学歴は大事なのか?

その言葉を聞いてから、私は学歴とは大事なものなのか、というのを考えるようになりました。

思えば確かに、ハローワークでの求人も、募集条件に大卒以上、と書かれているものも多数あります。

失礼ながら、この仕事でどうして大卒資格がいるんだろうと、疑問に思ったものもありました。

それで気になって色々調べてみたところ、

・大学を卒業できるくらい真面目な人材

・専門知識を持っている

辺りが、それに当たるのかなぁと。

卒業せずに大学を辞めてしまう人もいますから、卒業出来るくらいに真面目に大学へ通い、学んだ人は大事だなぁと思います。専門知識ももちろん大事。

なるほどなぁと思いながらも、やはり、言われた言葉を素直に受け止める余裕はなかったですね。

自分の人生を全て否定された気がした

学歴ですべてが決まる事はない。大事なのはどう学び、どう賢くなったか。

……とは思うものの、やはり、「高卒は努力していない」という言葉は、かなりきつかったですね。

小中高と真面目に過ごして、仕事でも真面目にやってきたと思います。

けれど、見る人が見ればそれは全て「何の努力もしていない」部類に入るのだなぁと。

その言葉だけで、その上司たちへの尊敬の気持ちは木端微塵になりましたけれども。

今まで生きてきた人生全てを否定された気がして、お前なんて価値がないと言われた気がして、全部が嫌になりました。

……少しの間ね。

ですが!

よく考えたら、何も知らない輩にそこまで言われる筋合いもないわけです。

今に見てろよ、という奮起して、副業を頑張るようになりました。

副業を本業にしたいと思ったきっかけの一つですね。

彼らは、彼らにとって当たり前の事を言っただけに過ぎないかもしれない。

そうして彼らは生きてきたのかもしれない。

けれど私は、彼らの言葉で学歴で人を判断する事に酷く嫌悪感を抱くようになりました。

彼らのようになりたくない。反面教師として胸に刻みながら、何とか今もやっています。