【ストレス】他人が見て分かるくらいストレスが膨らんでいるのは「ヤバイ」時

前回の記事:人生の転機は、意外と身近に落ちている。

『精神的なストレス』を自覚するようになったのは、どんな時でしょうか。

私の場合、大体は『自分で気が付く』ことがほとんどでした。

人間関係が辛くて涙が止まらなかった時。

夜、なかなか寝付けなくなった時。

休日の朝から翌日の仕事のことが頭に浮かんで消えなかった時。

そういう「今まではなかったなぁ」ってところから、気が付くのがほとんどでした。

でもそれとは逆に、自分ではなく周りの人間が異変に気付いてくれることがあったんです。

目次

家族から、感情の起伏がおかしいと言われた

その時の私は、仕事でいろいろあったけれど、それでも「あ、何か前と比べて調子が良いな」と思っていたんです。

でもある朝、家族から、

「情緒が不安定になってるよ」

「最近、ちょっと感情の振れ幅がおかしいよ。診てもらおう?」

と、メンタルクリニックの受診を進められました。

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すでに何度か行っていたので、抵抗はなかったのですが、そういうならと受診。

すると先生から、

「薬はひと月分出しておくけれど、苦しくなったらその前にいつでも来ていいからね」

と言ってもらえました。今までは様子を見ましょう、無理をしないようにしましょう、という感じだったので、驚きました。

「あれ、前と違う……!?」って。

ここでようやく、あれ、本当に私、おかしくなってたのか?って思いました。

顔が疲れてるし、肌がずいぶんボロボロしてるけど大丈夫?

ちょうどその頃、親族の集まりもありました。

仲の良い人たちとちょっとご飯を食べる、みたいな軽い集まりです。

その時に、お湯を沸かすために、いったん場所を離れたんですよ。

すると、その時間に母が親族から、

 

「さびねこ、顔がずいぶん疲れてない?」

「顔ボロボロになってたけど大丈夫?」

 

って聞かれていたらしいと、後になって聞きました。

自分の顔のことなんですが、全然気が付いてなかったんですよ、私。

その日、お風呂上りにクリーム塗ろうとしたら、

「あれ、何でこんなにカサカサしてるの?」

って思ったくらいで。ぜんぜん自分ではわかりませんでした。

そう言えば、話の最中にやたらと退職の方法についてのレクチャー受けたなぁ……とは思っていたんですが、もしかしてかなり心配されていたのか……?と。

自分で気づかなかった時はヤバイとき

正直、自分ではまったく気づかなかったことだったので、その時はただただびっくりしていました。

いつもは自己で「あ、まずいなぁ」「メンタルクリニックお邪魔しよ……」くらいだったんですが、その時はまったく気づかなかった。

正直、家族がいなかったら、親族の集まりがなかったら、まったく気が付くことができませんでした。

私の場合、自分で分かるときはまだ思考力が残っている状態でだと思います。

けれど、逆にこの時のように自分で気づけなかったのは、そのことにすら気づける精神状態ではなかったってことなんですよね。

もし、親しい人が「大丈夫?」って聞いてくれた時は、素直に「あ、やばいのかな……?」って思うのが大事だと思いました。

もし気づけずにいたら、取り返しのつかないことになっていたかもしれません。

次回の記事:人生はリセットできないけれど、人間関係はリセットできるという話。