自分はどうしてダメなんだろう、何をやってもうまくいかない。あの人はあんなにすごいのに自分なんて……そう思うことはありませんか? 私はよく思います。
かつて自分の欠点ばかりが目に付いて、マイナス思考、ネガティブ思考ばかりが頭の中を回っていました。
親しい友人に相談した時に、その人は「そこを治したいんだね。向上心が強いじゃない」と言ってくれました。
こ、向上心……?
最初に言われた時は理解できずに、頭の上に疑問符を浮かべていました。
そのまま聞き返すと、彼女は「だって、そうじゃなきゃ気にしないよ。どうでも良いって思ってたら、そんなこと気にしないもの」と笑っていました。
彼女にすると、欠点が気になるのは、それを何とかしたいという前向きな気持ちから出るものらしいです。
目からうろこでした。そういう捉え方もあるのだなぁと。
目次
欠点が気になるのは前向きな気持ちから
私はずっと、欠点が気になるのも、ネガティブな思考も、後ろ向きな気持ちからだと思っていました。
けれど彼女からすればそれは「前向き」な理由になる。
つまり捉え方次第で欠点は欠点ではなくなる、ということでした。
なら、こういうのはどうなんだろうと、自分の欠点を彼女に話してみることにしました。
人の目が気になる
人とうまくやれない
他人が簡単にできることができない
欠点を肯定すること
相談したものに対して、すべてポジティブな言葉を彼女は返してくれました。
そう言えば昔から、彼女は小さなこともすべて、前向きに捉える子でした。
話を聞いて、自分のネガティブ思考に対する後ろめたい気持ちや、重苦しい気持ちが、スッと軽くなるのが分かりました。
人に相談出来たというのもありますが、同じくらいに欠点を肯定することが大事なことだと理解したんです。
精神論になってしまうかもしれません。
けれど、欠点を欠点のまま受け止めるよりずっと、自分は大丈夫なんだと、これで良いのだと思えるようになりました。
出来ないことは出来ない。出来るようになりたいと思う気持ちは尊いけれど、出来なくたって悲観することはない。
欠点は力になるんです。
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