仕事を辞めたいと考えた時、だんだん不安になってきて「辞めても大丈夫なのか」「辞めるのは間違いではないのか」と誰かに相談したくなる事はありませんか?
家族や友達、仲の良い同僚、面と向かって相談しづらい時には、インターネットなどのお悩み相談に書きこむ、という事も今は出来ます。
ですが返ってくる言葉は「辞めて大丈夫だ」と「辞めない方が良い」という反対の意味をもつ言葉が2つです。そうなるとよけいに迷ってしまいますよね。
どうして大丈夫なのか、どうして辞めない方が良いのか、それぞれ解説します。
目次
辞めて大丈夫だ派
辞めたい時に「辞めて大丈夫だ」と言われるとホッとしますよね。でも「辞めて大丈夫だ」という言葉にも、プラスとマイナスの2つの意味が入っています。
まずはプラスの意味からお話しますと、こちらはあなたの体の事を心配しての言葉です。仕事が辛くて病気になりそうなくらいだとか、毎日が憂鬱で苦しいとか、上司や同僚のパワハラに耐えられないとか、仕事や職場があなたの心と体を苦しめている事が退職理由の場合、私も退職をしても大丈夫だと伝えます。
仕事と職場はどんな場所にあっても幾らでも転職出来ても、あなたの心と体はたった一つです。あなたの代わりはどこにもいません。退職したいと、もうここから逃げたいと、あなたの心と体が悲鳴を上げているのならば、辞めて正解なのです。逃げる事が正しいのです。
では次にマイナスの意味をお話しますと、こちらは「嫌々働いていると周りが困るから」という意味があります。何となく働くのがいやだ、何か理由があるわけではないけれどここにいたくない、そういう気持ちが出て来ると、一つ一つの仕事が嫌になります。嫌々仕事をしていると、ミスも多くなりますし、周りにそういう気持ちも伝わります。だからこそ「周りに迷惑をかけるから、辞めて大丈夫だ」と言うのです。
辞めない方が良い派
辞めたい時に「辞めない方が良い」と言われると不安になりますよね。一見マイナスにも聞こえますが、実は辞めない方が良いというのは、幾つかのプラスの意味合いが込められているんです。
一つ目は「職場にいるだけで給料が貰える」からです。嫌々仕事をしていても、どれだけ辛くても、会社に在籍さえしていれば給料は毎月給料を貰う事が出来ます。仕事ぶりで評価は上下しますが、それでも一定金額の給料は毎月貰う事が出来るのです。仕事を辞めれば当然ながら毎月貰っていた給料はありません。あなたが今、もしも生活に困っていたら辞めない方が良い、という意味の言葉なのです。
二つ目は「転職先でも同じことを繰り返すかもしれない」からです。もしもあなたが転職を考えていた場合、次の職場でも嫌な人や合わない人と出会う可能性があります。そうなれば、また耐えられなくなって辞めるかもしれない。もしかしたら辞める前の職場の方がマシだったかもしれない、そういう後悔をするかもしれない、だから辞めない方が良い、という意味です。
背中を押して欲しい
辞めたらどうしよう、辞めたあとは何とかやっていけるのか、退職を考えるとそういう不安が出てきますよね。私も退職を決意したあとから、辞めたあと大丈夫だろうかという不安が大きくなりました。何も手につかず、とにかくお金を稼ごう、副業をしようと、あちこちに手を出し、空回っていた思い出があります。その時の経験は今も良い糧となっておりますが、当時はただただ必死でした。
苦しい、つらい、何とかしてほしい、だから誰かに相談したい、話を聞いて欲しい。でもインターネットで調べても、相談しても、不安は尽きません。どの答えも納得がいくものへ辿り着けず――その時に私は、ただ自分の背中を押して欲しかったのだと思いました。大丈夫だという確証と、後押しが欲しかったのだと理解しました。
誰かに相談をすると「辞めて大丈夫」と「辞めない方が良い」そんな二つの答えが返ってきます。不安を拭い去りたいから、同じ質問を繰り返し検索して――ようやく納得した頃には、また不安が湧いてくる、そんな繰り返しではありませんか?
欲しい答えはあなたが持っている
探しても、探しても見つからない。ただ漠然とした不安だけがやってくる。でも――やっぱり辛いから辞めたい。そうした末に、私はフリーランスという道を選びました。もちろん何も分からず飛び込んだので、色々と大変でした。世間からは「そんな考えは甘い」と言われ、「ニートみたいなもの」とも揶揄された事はあります。
ですが、スキル無し、資格なし、高卒の私でも、何とかなっています。大事なのは、目標と、やる気と、根気です。何とかしなければと焦りながらやった、ブログ作り、クラウドソーシング、それらも何とか形になっています。空回りしながらもやった副業は今も私の地盤になってくれています。
今だから辞めたいと悩んだ時、誰かに相談したい時に、すでに自分の心は欲しい答えを持っているという事が分かりました。あなたは辞めて大丈夫か誰かに相談したくて、その不安を何とかしたくて、ここへ辿り着いたのだと思います。
それは退職したいと、あなたの心が背中を押して欲しいと望んでいるからです
不安で、悩んで、苦しかったと思います。検索して、相談して、まだまだ不安もいっぱいあることでしょう。ですが、私が言えるのは、辞めても何とかなった、という事です。何とかしようという気持ちを持つという事が大事ですが、辞めても案外何とかなるものです。
もしも転職を考えて、次の仕事を探したいというのならば、MIIDAS(ミイダス)などのインターネットの転職サービスを利用するのも良いと思います。
転職の不安を感じたら副業を始めてみよう
私もインターネットの転職サービスを利用する傍らで、副業を始めました。そもそも感じている不安の大部分は、お金の問題を何とかできれば解決できるので。
次の仕事を探すまでの転職費用を稼ぐためでも良いですし、そのままフリーランスとして仕事をしたいのならばクラウドワークスやサグーワークスなどのクラウドソーシングを利用するのも良いでしょう。実際に私も、今はこちらをメインにお仕事をさせていただいております。
ブログを作る
他にもブログを立ち上げて、グーグルアドセンスなどで稼ぐという手段もあります。審査に通るのは少し難しいですが、書くことが好きでしたら、ライティングの練習にもなるので、一つでもブログを作ることを私はおすすめします。
無料のブログも良いですが、アドセンスを利用したい場合は、ワードプレスを利用して、自分でレンタルサーバーを借りて、ドメインを購入するという手順はいりますが、本当に自分だけのブログになりますので、資金に余裕がありましたら始めてみたらどうでしょう?
私が利用しているレンタルサーバーは高性能で安定しているエックスサーバーと、ネットオウルさんのスターサーバーです。おすすめはエックスサーバーですが、料金も違いますので、一度見て比べてみると良いと思います。
まとめ
仕事を辞めたら大丈夫か、それを相談して返ってきた答えは、あくまで他人の考えです。だから参考にはしても、その答えにあなたの決断を揺さぶられる必要はないんです。
あなたが不安に思っているのは当然です。ですがその不安は、今までの安定を手放すという未知の物事に対して、あなたの心の防波堤なのです。あなたの身体が、あなたを守ろうという防衛本能が働きかけて生まれるものなのです。
退職をしたいとあなたが考えた時に、答えはすでにあなたは持っています。その不安をどうするか、どう向き合うか、それが大事なのです。その不安の向き合い方として、私は副業をおすすめします。働いている時ほどの収入は、最初はないかもしれません。でも自分で稼いだという実感と、自信と、そして無収入の恐怖からは脱出する事が出来ます。
まずは動きましょう、何でもやってみましょう。不安が前に出ているだけで、まだあなたは、失敗なんてしていないのですから。
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