自動車ローンを組む時の注意点。私が失敗した時の体験談

私が社会人になって初めて購入した車がホンダのライフでした。

フロントのサイドがすこーし見づらい以外には何も問題なく、椅子の座り心地が最高!な車でした。確か決め手は椅子だった。この椅子以外に考えられない!みたいな勢いで決めた覚えがあります。

さて、そんなライフですが、かれこれ十数年乗っています。私なりに大事に乗っているつもりですが、それでもだんだんと故障が出るようになってきて。そろそろダメかな~と寂しく思っていたところ。

何と母の車が先に壊れました

そっちかーい!って思わずツッコミを入れたのが、三、四年ほど前の話。今日は壊れた時に買った車と、その時にローンについて話をしたいと思います。

目次

田舎暮らしと車は切っても切り離せない存在。

私が住んでいるのは山に囲まれた田舎町。

車がないと生活が困難になるレベルです。買い物に行くにも、仕事に行くにも、とにかく車が必要。公共機関を利用するにも駅まで徒歩で1時間なんてザラです。そもそも学校にすら徒歩で1時間はかかりますからね。

テレビで高齢者の運転免許返納についての話題を見るたびに、難しい問題ながらも、将来自分もそうなった時に生活が出来るだろうかと、色々考えるようになりました。

公共機関まで徒歩で1時間。高齢者になったら時間はもっとかかるでしょうし、そもそも足腰がいつまでも無事でいられるかは分からない。かといってタクシーもお金がかかってしまう。電車も1時間に1本です。時間もお金も気にせずのんびり生活が出来るならば……とは思いますが、現実はそうそう上手くはいかないものです。

少し話が逸れましたが、やはりまだまだ車は必要だろう。そういう事で、新しく車を購入することになりました。

自動車購入にあたってローンを組んでみた。

母の車を、という事だったのですが、私に車の方もいつ壊れるか分からない。

なので母のススメで私の車を購入する事になりました。私が乗っていたライフは名義変更をして、そのまま母が使う事に。

そうして選んだ車はやはりホンダのNワゴンでした。ライフがあればそれにしたんですけどないそうで。それでも私はホンダが好きなので、同じホンダの車を選びました。



車を購入すると言っても、大変高価なお買い物。

本当は一括払いが出来れば良いのですが、さすがにそうもいかず、ローンを組む事にしました。その頃私はまだ会社勤めでしたので、幸い銀行での審査は特に問題なく通過。

それで月々の返済についての話になったのですが。

その頃の私はローンというものにあまり良いイメージを持っていなかったんですよ。何か怖いっていうか。

なのでとにかく最初に一部だけお金を支払って、返済金額を減らそうって考えてしまったんですよね。

これが苦しみへの第一歩でした。

まぁそれで、一部をお支払して。残りをどうするかって話なんですが。

最大で10年までいけますよ!って言われたんですが、ここでも出来るだけ早めに返済したいという気持ちが出てきて5年でと決めたんです。

お分かりかと思いますが、苦しみへの二歩目でした。

その結果、一年ごとに多少変動しますが、2万3千×60回分という感じで私のローンは始まりました。

だんだん月々の返済が辛くなってきた。

ローンの返済が始まって最初の頃は良かったんですが、だんだんと別の出費(葬式やら何やら)が重なってきて、月々の支払いが苦しくなってきました。

まず最初の一部を支払った事で、ローンの返済と出費が合わさって、貯金が全然貯まらない。むしろどんどん減っていく。

働いても働いても貯金は増えず、ただただ辛さが増すばかり。

この頃は仕事でも精神的にダメージを負っていまして、辞めたいのに辞められないという負のサイクルを繰り返していました。その結果、精神的に限界が来て、心療内科に行ったりもしました。

あの時に一部支払うのやめたら良かったな……とか、

10年レベルにしておいた方がもっと楽だったかな……とか、

そんな事を良く考えていました。

お金持ちはローンを組まない。

不安を感じると、不安を解消しようとしてインターネットで情報を集めてしまうんですが、その時に、お金持ちはローンを組まない、という記事を見かけました。

お金持ちは自分が現金で支払えない商品は買わないそうなんです。

確かに良く考えて見れば、ローンってのは借金ですから、毎回利息がかかります。その利息分が勿体ないですし、自分の貯金内で買えないものは「いらない」と判断出来ればずっと楽だなぁって。

ローンって人を仕事に縛り付けるものの一つですからね。

……何て考えても、もう後の祭り。とにかく組んだ以上は返済するしかなかったのです!



 

とりあえず無駄な出費を減らす事からはじめた。

とにかく毎月決まった金額を返済する上に、生活費も必要ですから、ほんと苦しかったです。

一番苦しかった時は、もう買った車、売ったらいいんじゃない……? レベルでした。あんなに好きなホンダの車なのに!!

でも車がないと生活出来ないのも事実。なのでとにかく、少しでも貯金を残そうと、無駄な出費を減らす事から始めました。

漫画やゲームが好きなので、本屋に行くとよく本を買ったりするんですが、それも減らし(全く買わないと、それがかなりストレスになって、反動で衝動買いしてしまった事があるので月に1、2冊くらい)読まない本や遊ばなゲームは買い取りに頼んだり。

そうこうして当初の3分の1くらいまで無駄な出費を減らしました。ちなみに無駄とは書きましたが、趣味の出費でもあるので、ストレス発散的な意味で無駄でもないんですけどね。

そうやってどうにかこうにか三年目

そうやって支払いでいっぱいいっぱいになったり、仕事を辞めてさらにひいこら言いながら、どうにかこうにか三年目を迎えました。

何だかんだで自分で作っている支払いのシュミレートにローンの費用を組み込んで、どうにかこうにかやれています。しかしやはり苦しい事は苦しい。

車だけでこんなに苦しいのだから、住宅ローンってもっときついんだろうな……と思っています。

ちなみにローンの仕組み自体は、そんなに悪いものではないと最近は思っています。パソコンが壊れた時など、急遽買わねばならない時に、即現金、という形ではない支払いは助かります。

ただ、やはりこの苦しさを考えると、頼り切ってはいけないのは良く分かりました。

この経験を教訓に、お金について今後、もっと良く考えていきたいと思います。