『ゼルダの伝説 夢をみる島』の評価! 懐かしさはそのままに、新しい事を追加した良リメイク!

先日ニンテンドースイッチソフトとして『ゼルダの伝説 夢をみる島』が発売されましたね。

こちらのソフトは、もともとゲームボーイで1993年に発売されたソフトのリメイク版。今は2019年ですから、もう16年前? 時間の流れは早いですね。

私が子供の頃、親戚にお兄ちゃんが時々貸して遊ばせてくれたのを思い出します。黄色の黒の画面の中で、ぴょんぴょんと自在に動くリンクが可愛かった思い出。

私はアクションゲームはそんなに得意な方ではないのですが、ゼルダの伝説はそんな「難しい!」というアクションがなく、程良いバランスだったので、エンディングまで辿り着く事が出来ました

目次

ゼルダの伝説の良い所①:親しみやすいバランスと寄り道の楽しさ

『ゼルダの伝説 夢をみる島』の良いところは、先ほども書きましたが、親しみやすいバランス。

アクションゲームって、進んで行くにつれて操作の難しさが上がって行くものなんですが、夢をみる島はそんなに難しい操作が必要なアクションはありませんでした。

アクション+謎解きのダンジョン

進めて行くにつれて、ジャンプをする道具や、重い物を持ち上げる道具、ダッシュする道具など、色んな装備は増えていくのですが、それを使って謎解きをする、という感じ。試行錯誤しながらダンジョンを攻略していく形ですね。

アクションが得意な方は、さくっとクリア出来るかもしれませんが、アクションが苦手な方にも頑張ってクリア出来る難易度。

アクションゲームって、難しくてクリア出来ないと、匙を投げてしまう事ってあるじゃないですか。私もアクションは得意な方ではないので、どんなに面白いゲームでもアクション要素が強い(難しい)と途中で止めてしまう事があるんですよ。何度もトライしてもクリアが出来ないのは、だんだんやる気も削がれていきますし。

でも夢をみる島の難易度は、アクションゲームが苦手でも頑張ってクリア出来るくらいのものでした。さすがニンテンドーさんはプレイヤーの事を良く考えて下さっていて嬉しい。

アクションゲームが得意な人からは物足りない!となるかもしれませんが、リメイク版は『辛口モード』という、敵から受けるダメージが2倍+敵から回復のハートが出ないという難易度が上がったバージョンがあるんですよ。ここがまた、ほんと良く考えて下さっているなぁと。



ミニゲームや寄り道もたくさん

夢をみる島では本筋のストーリーだけではなく、ミニゲームなどの寄り道要素もたくさんあります。

UFOキャッチャーや、釣り、わらしべイベント等々。手に入るアイテムは、ハートのかけら(集めるとハート(体力)が増える)ものだったり、ゲーム進行に役立つものも。

UFOキャッチャーはゲームボーイ版と比べて、取りやすくなっている感じがしました。景品が動かないって……いいですよね!(※一部動くものもあります)

ミニゲームや、ショップでアイテムを買うために、草を刈ってルピを集めて草を刈ってルピをあつめて……。そして集めた200ルピでスコップを買って、草を刈って土を掘ってルピを集めて……って気が付いたらあっという間に数時間たっていた事も。

FF14のギャザラーもそうなんですが、アイテムを集める淡々とした作業って、途中から夢中になってやってるんですよね。不思議。

ゼルダの伝説の良い所②:音楽がすばらしい

あと、音楽がとても良いですよ。

村は何となく落ち着く、どこか懐かしい音楽が流れていたり、冒険に出ると勇ましい感じの音楽が流れたり。

私が特に好きなのは、やはり『かぜのさかな』のマリンの歌と、リンクの演奏。そしてフクロウがやってくる時の不思議なメロディです。

かぜのさかな

夢を見る島と言えば『かぜのさかな』

村でマリンに話しかけると歌ってくれる、あの綺麗で、どこか寂しげな曲。ゲームボーイではメロディだけでしたが、リメイク版ではマリンの「らららーらららーららららーらー♪」と歌声が聞こえてくるんですよ。

これね、ちょっと感動しました。ああ、いいなぁって。ずっと聞いていたんですが、そうもいかないので、しばらく聞いたらまた旅に出るんですけどね。

ちなみに夢を見る島では、リンクがとあるアイテムを手に入れると「かぜのさかな」を演奏をする事ができますが、この演出がまた良いんです。



フクロウがやってくる時の音楽

リンクが最初に浜辺で剣を見つけた時。その時、初めて飛んでくるフクロウ。そこで聞こえる音楽がまた良い。

ホッホウ、ホッホウ。音楽とフクロウの鳴き声が合わさるのが好きです。

不思議で、何かを予感させるあの音楽で、一気に物語に引き込まれました。

フクロウが言う言葉も、プレイヤーの手を掴んでゲームへ連れて行く感じがして、とても良い。

出てくるたびに、ああ物語は一つ進んでいるんだなぁと実感できる曲でもありますね。

ゼルダの伝説の良い所③:グラフィックがかわいい

リメイク版という事で、グラフィックも一新されていますが、それがとにかくかわいい。

オモチャのようなツヤツヤとした触り心地の良い植物とか、手を伸ばせば掴めそうな質感がたまりません。

あのウニのような行く手を遮る敵も、表情が変わったりとか、細かい部分まで本当にかわいいです。敵はちょっと怖いのもいますけどね!

あと相変わらずニワトリかわいいですね。このニワトリ、実は……(これ以上は掠れて読めない)

夢を見る島はいいぞ!

ゲームボーイ版の思い出が蘇ってくるので、よけいにそう感じるかもしれませんが、やはりゼルダは面白い。

夢を見る島は、私が初めて遊んだゼルダでもあるので、思い入れが深いです。音楽もゲームボーイ版のままにアレンジされて、懐かしさがこみ上げてきます。

新しく、そして面白く。リメイクで時々「これは悲しかったな……」っていう変更もあったりするのですが、夢を見る島はその点、問題なく面白さはそのままにバージョンアップしていました。

ゼルダに興味があって、やってみたいな~って思っている方には、遊びやすい良い作品だと思います。

夢を見る島はいいぞ!