30代独身女性が在宅ワークを選んだ理由

当方スペック:30代・独身・実家暮らし
一人で家族全員を養っている状態で、お金はかつかつ。
というのが、私が在宅ワークを始めた頃の状況でした。

在宅ワークってどうなの?
という方はもちろんいると思います。
私も、最初に在宅ワークへシフトしようと思った時、たくさん調べました。

在宅ワークっていいよ!
とう言葉と、
在宅ワークって稼げないよ!
が両方出てきたもんだから、どうすりゃいいの……ってなりましたね。

そんな私がどうして在宅ワークを選んだのかを、順番に書いて行こうと思います。

目次

第一部:そもそものコミュニケーション能力が低い

人付き合いはそんなに得意なほうじゃない

学生時代から、私はそんなに人付き合いが得意な方ではありませんでした。

同年代が興味を持つ「お化粧」や「恋愛」「お洒落」「イケメン芸能人」が正直「ふーん」くらいだったんです。
学生時代は別に興味がないならないで良かったんですが、社会人になったら別でした。
話題も趣味も合わない人と、表面上だけでも、やり取りをしないといけませんから。

興味があるフリをして、何とかその場を凌いでいたんです。

その場しのぎはいずれバレる

けれど悲しい事に、その場しのぎって、直ぐにバレちゃうんですよね。

何とか合わせようとしても、ポロッとボロが出る。
で、「何だ、無理矢理合わせてくれたのか」って、態度になってしまうんですよ。
これね、失敗したな~と今も想っています。興味がないならないで良いじゃないって。

でも、当時はね。人から悪く思われる事が、本当に苦痛で怖くてたまらなかったんです。
だから良く思われようと頑張って、頑張って、から回ってしまいました。

だんだんズレが大きくなる

不信感ってのではないと思うんですが、そういう小さなズレから、だんだん人付き合いがギクシャクし始めて。
仕事を続けている内に、それが大きくなってしまいました。

趣味も性格も合わないタイプの人とも、付き合わないとですからね。
頑張ったら頑張った分だけ、ズレが大きくて、やがて修復不可能になってしまいました。
一度苦手になってしまうと、とことん苦手になるタイプでもあったので、余計に。

で、仕事上での人間関係が限界となってしまいまったのです。

第二部:退職を決意した時に、副業を考えた

とにもかくにもお金がない!

退職を決意した時、ちょうど身内の葬式であったり、結婚式であったりが重なって、本当にお金がありませんでした。
自動車保険や車検代も必要ですからね。

とにかくお金がなくて。お金がないから、退職をしたいと思っても悩みが出てきます。
転職するならミイダスを利用してみるといいよ、というお話を聞いたので、そちらも登録していました。



自分に自信がなかった頃なので、こんな私にもオファーが来るんだ……と思って、ちょっと泣きたくなったのを思い出します。

副業を意識してやってみようと思った

転職するにも退職するにも、直ぐというわけにはいきません。
なので、副業を始めたんです。

仕事を辞めたい、苦しい。でも貯金が無い――仕事を辞めたいと思ったら副業を始めてみよう。

この記事でも書きましたが、副業を頑張ってみようと思ったんです。
本業以外に収入源があると、安心感が違いますからね。
クラウドワークスさんなどに登録して、ライティングの仕事を始めました。


もともと文章を書くのは好きでしたから。
でも、ライティングの仕事で求められる文章と、ブログなどに書く文章はちょっと違うので、その辺りが難しかったですね。知らない知識も必要になりますし。

アドセンスも初めてみた

とにかく、出来ることは何でもやろう! の精神で、アドセンスも始めました。

広告収入、という奴ですね。

ただ審査が通らないとどうにもならなくて。
これが本当に、何度も何度もやっても通らなかったんです。
半分諦めかけていたんですが……新しくブログを立ち上げて、絞ったジャンルでたくさん書いたら、通りました!

そん時の記事はこちら

【アドセンス】申請し続けて1年半ついに合格!試したのはたった2つ!

今まで審査が通らなくて落ち込んでいたのが、するっと通って、嬉しかったですね。

第三部:いざ退職!となったのに……

上司がなかなか辞めさせてくれない

退職したいという意思表示を上司にしたところ、ここがだいぶ難関でした。

「辞められると困る」
「あともう少し頑張ってほしい」
「何とかするから」

その言葉を言われ、もう、めちゃくちゃ引き留められましたね。
お世話になった人だったので、振り払って辞めます!って言えなくて……結局、退職したいと言って三回撤回させられました。

決め手は衝動的な退職だった

そうしてうやむやになった退職。

だけど、やっぱり自分の中のモヤモヤは解消できなくて、ある事をきっかけにパーン!と爆発しちゃったんですよ。

「辞めます! 無理です!」

ボロボロ泣きながら、その言葉だけ何度も言いました。
実際に、メンタルはぐちゃぐちゃでした。
うつ傾向があって心療内科に通っていましたが、あまり理解のない職場で、

「今の若い人は弱いなぁ」
「自分達の若い頃は殴られたのに」
「大したことないんでしょ」

などと、言われましたね。知らんがな……って今なら思います。
うつ病は周囲に理解してもらえない、という話はよく聞きましたが、確かにそうでした。

自分は軽い方でしたし、本当につらくて苦しい人と比べたら、確かに大したことがないかもしれません。
ですが、それでも、やっぱり辛かったのは「理解されない事」でした。
他人と比べるんじゃなくて、個人としてだって辛いんだって気持ちが伝わらない。

それが一番辛いんだなと私は思いました。

何とか辞められるようになったら不安になってきた

それで、ようやく辞められるようになって。
ああ、これで別れられる。さよならできる……ってなったら、お金の不安がね、やっぱり出てくるんですよ。

本当にお金なかったですし。
貯金は100万くらいしかありません。いや、本当になかった。しんどい。

そうすると辞めると言った事に対して、不安感がすごくなって。
占いサイトを回っては、自分の運勢を占って「大丈夫、大丈夫だ」と言い聞かせる事が増えましたね。

第四部:在宅ワークを選んでみた

無職期間の恐怖がすごかった

退職した時は開放感を感じていたものの、だんだんと現実を直視し始め、怖くなってきました。

無職。収入がない。お金もない。
それでも支払うものはたくさんあり、日々の生活や、家族を養わなければならないという焦燥感。
とにかく、もう恐怖でいっぱいでした。

しかもそれは、じわじわ増えていって。
本来であれば何かすれば良いのに、不安を紛らわせるために、スマホで情報を調べたり。
そうしていると、無為に時間が過ぎてしまって、さらに不安と恐怖が増すんですよね。

少しでも収入が欲しくて在宅ワークを始めた

貯金を少しでも減らさないように、とにかく何かしなくちゃって思って。
転職活動をしながら、在宅ワークを始めました。

一応は、ちょっとはやってましたからね、ちょっとは。
数千円では足しにならない……のはそうなんですが、それでもあるとないとでは大違い。
空いた時間のほとんどを、在宅ワークに当てはめる事にしました。

在宅ワークを選んでみたい

そうしていると、在宅でもっと稼いでみたいという気持ちが出てきました。

もともと私、外に出る事が嫌いなんですよ。
だから家で仕事したいなってずっと思っていました。

もちろんね、頑張らなければより苦しい生活になるのは、分かっていたんですよ。
いや、もしかしたら、分かったつもりでいたかもしれない。

だけど外に出て働く苦しさと比べると、在宅でしんどい方が良いな……ってなりまして。

それで私は在宅ワーク一本でいこうと思いました。

まだまだ安定するにはほど遠い

一カ月で収入百万突破!!

……なんて夢のまた夢で、まだまだ安定というにはほど遠いですが、数をこなしている内に何とかなるようになり始めました。
いや、憧れますけどね。本当に。

会社員時代の給料は、残業代込みの手取り十六万でしたから。
同年代の人達が、三十万とか貰っているのを見ると、私ってそのくらいなんだな……今まで何やってんたんだろうな……って思っていました。

実際に、自信や自尊心なんて、仕事で木っ端みじんでしたから。
だけど、自分で稼げるようになってくると「ああ、まだ行けたんだ」「自分、まだ何とかなってるんだ」って、少しだけ自信がつくようになりました。

在宅ワークいいよ!とおすすめはできないけれど

何だかんだで、私は在宅ワークが好きなので、これで生きていますが、他人におすすめできるかと言うと、そうではありません。
単価を選んで仕事をしないと、収入だって全然ですし。

働くのを辞めたとたんに無収入。
ただいるだけでも給料をくれた会社員の方が、よほど安定感があります。

なので、私は在宅ワークはいいよ!とおすすめはしません
ですが、やってみたいなって人には「やってみよう!」と言います。

だって、いつだってやめられますから。いつだって、社会人に戻りたいと思えば戻れますから。
もちろん転職はしんどいですし、在宅ワークをやっていても、無職期間とカウントされてしまうかもしれません。

でも経験してみる事は良いことだと思います。
何なら、副業でスタートして、良い感じだったら、メインにしてみたって全然良いと思います。

 

私は選びました。こちらの方が、私自身が生きている実感が湧いたから。
これが私が在宅ワークを選んだ理由です。
悩んでいる方、不安になっている方の参考になれば幸いです。