自覚症状はあるけれど、なかなか改善出来ないもののひとつに『睡眠不足』というものがあります。仕事をしていると、自分のための時間ってなかなか取れなくなってしまいますよね。
私の場合は仕事を終えて20時近くに帰宅。そして夕食を食べて、お風呂に入り、そこからようやく自分の時間です。どんなに頑張っても時計を見れば21時過ぎ……これじゃ自分のやりたい事を満足に出来ません。それで遅くまで起きて無理をした結果、寝不足になってしまいました。
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寝不足によって起きる気分の変化
寝不足って自覚症状はあるんですよね。眠いな~とか、しんどいな~とか。
でも最初はそのくらいだったのに、寝不足が蓄積されていくと変化してくるんです。気分が落ち込んだり、イライラしやすくなったり、キレやすくなったり。
そういう経験はないでしょうか?これは寝不足が続くと脳内にある『セトロニン』という物質が十分に分泌されなくなるからだそうです。
セトロニンとは?
セトロニンとは、気分に影響を与える脳内物質です。
喜びや、楽しい気持ちなどのプラスの感情と、悲しみや怒りなどのマイナスの感情のバランスをコントロールしてくれる物質です。最近では『幸せホルモン』とも呼ばれていますね。
セトロニンが不足すると、そういったもののバランスが崩れてしまい、イライラしたり、落ち込んだりしやすくなってしまいます。
最近「何だかやる気が出ない」とか「何もかも嫌だ」とか、そう言った気分になっているのは、もしかしたらセトロニンが不足しているのかもしれません。
セトロニンを増やすには?
セトロニンを増やすためによく言われているのがこちら太陽の光を浴びる・リズム運動をする・トリプトファンを多く含む食品を食べる(納豆、ヨーグルト、プロセスチーズ、バナナ、胡麻など)・ビタミンB6を多く含む食品を食べる(牛肉、マグロ、にんにく、唐辛子等)・早寝早起きをする、つまり、早寝早起きをして朝食をしっかり摂る、という事が一番セトロニンに良いのではないでしょうか。
早寝早起きをして朝食をしっかり摂る
ついつい夜遅くまで起きてしまいがちですが、セトロニンには寝不足が天敵。となると、逆に早く寝て朝早くに自分の時間を作るというのが良いのではないでしょうか。・早起きして朝の日差しを浴びる。・朝食(納豆やヨーグルト、バナナなど)や出勤準備を済ませる。・出勤時間までやりたい事をやる。この3つでセトロニンを増やす5項目のうち、3つはクリアできますね。
とは言え、朝は何となく慌ただしいもの。それに寝不足だとギリギリまで眠っていたいですよね。早寝早起きの習慣をつけるためにも、まずは就寝時間を自分で決めて実行してみる事から始めてはいかがでしょうか?
リズム運動とは?
『リズム運動』とは一定のリズムで同じ動作を繰り返す運動のことです。その中でも運動不足の解消と合わせて良いのがウォーキング。大体20分~30分くらい行うと効果的だそうです。でも逆に「疲れた」と感じるくらいまで頑張ってしまうと、セトロニンの機能は下がってしまいますので、無理しない程度が一番ですね。
昔の日本人とセトロニン
こうしてセトロニンを増やすものについて調べておりますと、昔の日本人の生活に近いものを感じます。時代が進み、どんどん便利な世の中になってきているはずなのに、ストレス社会と呼ばれる世の中。そんな慌ただしい時代だからこそ、少し立ち止まって昔の日本人の生活を振り返ってみれば、健康に過ごせるヒントが見つかるかもしれませんね。
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