10年勤めた会社が倒産し、転職にも失敗した私が、それでも何とかなった話

こんにちは、さびねこです!

私は10年勤めた会社が倒産し、転職した先で人間関係で悩んで退職。現在はフリーライターのお仕事や、ブログを書いて生活しています。

1度目は倒産という、人生で経験する事はないだろうと思っていた出来事で無職になり、それからハローワークに通いつつ、転職先を見つけました。ハローワークの体験談はこちら( ハローワークってどんな所? 私の体験談をお話します! )

そして人生初めての転職で人間関係の悩みや、会社の社風が合わない事などに悩み、フリーランスとして生きたいと思い退職しました。

倒産は別として、退職を決めた理由は、

・会社の雰囲気に馴染めない
・人間関係の悩み
・路面凍結や積雪で冬に通勤するのが怖い
・元々、家で仕事をする事に興味があった
・自分の力で稼いでみたい

 

というものでした。特に人間関係の悩みが大きかったように思います。

人間関係で悩んで心療内科に通った事もありました。人と会うのがもう嫌だ、会社に行きたくない……なんて事を毎日思いながら毎日を過ごしていました。

さびねこ
さびねこ
人間関係は一度こじらせるとほんと辛いからね……。
あまり無理しちゃだめですよ。
シマエナガちゃん
シマエナガちゃん
さびねこ
さびねこ
ありがと! えへへ。

でもそれでも、辞めるとなると「お金」や「フリーランスで食べていけるのだろうか」という不安が押し寄せてきますよね。

税金を払わなければならない、生活費を捻出しなければならない、辞めてどうにかなるのだろうか……そんな不安ばかりが積み重なって、夜も眠れないくらい悩んだ時期もありました。

実は車のローンもありました。田舎に住んでいる方なら分かるかもしれませんが、車が無いと働きにも、買い物にもいけない場所に住んでいたんです。

祖母の葬儀や、親戚の結婚式も相次ぎ、貯金も辞めたら三か月ほどで尽きるだろうな、というくらいで仕事を辞めました。周りからは「無理だろう」とまで言われましたが……それでも何とかやっているという話をしたいと思います。



目次

会社に所属していれば安心だということはない

仕事を辞めたいと思った時に、こんな事を言われたことはありませんか?

・勤めていれば老後は安心なのに
・定年まで勤めれば退職金が出るのに

 

倒産を経験した私が言いますが、勤めていれば絶対に安心だ、という保証はどこにもありません。

私はいつも通りに出勤して仕事をした日の昼に、会社を閉める、という話をされました。

10年勤めた会社で業務内容も楽しく、人間関係も良好であったので、定年までそこで勤める気でいたんです。詳しくはこちら( 観光業の仕事をしてみたいあなたへ )

ですが本当にあっさりと、ストンと会社がなくなって、無職になりました。

今は倒産する会社の方が多いです。定年まで会社がある、という話は、もうだいぶ昔の話なのです。

仕事を辞めたいと思ったあなたに「勤めていれば安心だ」と話す人がいたら、同時に「明日にはなくなるかもしれない」という事実も思い出すべきです。

関連記事:10年勤めていた会社が倒産した時に感じた3つの前兆

5か月間の長期休暇でリフレッシュ出来た

倒産したあとは、無職になった事実に呆然とする事もありましたが、意外と楽しく過ごす事ができました。

高校卒業後、すぐに働き始めたものすから、10年来の長期休暇みたいなものだったんです。

その間、私が何をしたかと言いますと、

・失業保険の申請に行った
・ハローワークやインターネットで仕事を探した
・漫画やゲーム、インターネットをして遊んだ
・出来なかった創作を思い切りした

 

仕事を探す以外は、ほぼ遊んだり、ごろごろしていました。ハローワークで仕事を探したり、就職活動をしていれば失業保険も受け取る事が出来ましたから。

さびねこ
さびねこ
人生の夏休みだ!わーい!って感じだったよ!
リフレッシュすると気持ちも前向きになれますよね。
シマエナガちゃん
シマエナガちゃん

もうちょっと運動とか、スキルを習得する時間に宛てたら良かったんでしょうが、久々のお休みだったので楽しくて。

それまで勤めていた会社の仕事は楽しかったのですが、それなりにストレスもあって、この休みの期間で大分リフレッシュする事が出来ました。

働かずに遊んでいるなんて……と言われるかもしれませんが、リフレッシュするというのは働く上でとても大事なのです。

その証拠に私は、

・夢を見ないくらい熟睡出来た
・体の調子が良くなった
・出来なかった事が出来て、趣味の幅が増えた
・働きたいと思うようになった

 

という変化が訪れました。体の調子が良くなればやる気も出てきますし、出来なかった事が出来れば嬉しいですし。

そうして全てをやり尽くした頃に「働きたい」という活力が生まれたんです。働きたくない、なんて思う事もよくあった私自身、すごい変化だと思っています。

7月に倒産し、就職できたのは11月と、ほぼ5か月間ずっとこんな調子でした。その頃は就職する気がありましたから、失業保険を受け取りつつ生活をして、心身ともにリフレッシュ出来て次の仕事に臨む事が出来たんです。



転職したけれど馴染めずに3年経った

ですが転職した先で、私は会社の社風や人間関係に馴染む事ができませんでした。その理由は、

・社風が合わない
・同僚が怖い、上手くいかない
・小さなミスも許されず、常に始末書を書かなければならない
・部署間での責任の擦り付け合い

 

の4つが大きかったです。

転職先は病院の売店で、パート勤務として応募した中で、運良く正社員として雇って貰えました。詳しくはこちら( 病院の売店の仕事内容とは? 病院の売店で働いていた時の事をお話します! )

接客業自体は好きでたし、お客さんと話す事も好きでしたので、仕事自体は楽しかったです。

ですが、前の職場と違って人数が多く、常に誰かに監視されている、という状況が精神的に辛くて仕方がありませんでした。常にビクビクしながら働くというのはなかなか堪えるものでした。

さびねこ
さびねこ
嫌だな、辛いな、怖いなって思っていると、だんだん自分の気持ちが小さくなっちゃうんだよね。
のびのびと仕事が出来る職場って、実は結構、大事な要素だと思います。
シマエナガちゃん
シマエナガちゃん

ここで働かなければならない、と私が無意識に思い込んでいたからもあります。働かなければならないから、辞めさせられる理由を与えたくない。そう思って頑張ってはみたものの――最終的に私は祖母の葬儀の際に言われた、同僚からの心無い一言で折れました。

精神的に限界で、心療内科に通う事になったです。詳しくはこちら( 転職して初めて心療内科に!心療内科って怖いの?いえいえ、怖くはないですよ! )

給料も、待遇も良い会社ではありました。ですが私はこの時になって、ああ、私は転職に失敗したんだな、と初めて思いました。

幸い軽めの薬で何とかなりましたが、幾ら軽いといっても、こんなに辛いものなのかと思いました。うつ病とは診断されませんでしたが、なりかけの状態だったのでしょうね。うつで苦しんでいる方は、これ以上に辛いのかと、改めて理解しました。

結局、3年そこにいましたが、私はそこに馴染む事が出来ず、貯金もなく出費ばかりが増えて行き――辞めたいけれど辞められない状況となっていたのです。 関連記事:人間関係で悩んだ時に、直ぐに逃げた方が良い理由

選択することに恐怖を覚えていた

毎朝起きると辞めたい、休日も仕事の事を考えると憂鬱で、とにかく私は仕事を辞めたかったんです。

辞めたいと言えば不安が競り上がってきますし、どうしたら良いのか分からなくて本当に苦しかったです。

もう疲れた、何も考えたくない、そんな時ふっと、前の職場の事を思い出しました。

・倒産した時は何の準備もなかった
・貯金もなかったけれど自由にやっていたら何とかなった
・疲れている中で考えているから不安になる
・とにかく休みたい

 

前の職場が倒産した時は、仕方ないから何とかしよう、くらいのノリでした。

自分で退職を選択したというわけでもないですし、皆一緒に無職になったから、というある意味で気楽さもあったからかもしれません。

自分で退職を決める時は、選択するのも自分ですから、私は退職を選択して失敗することに以上に恐怖を感じていたのです。

・失敗したらどうしよう
・次の職場で上手くやれるか分からない
・そもそも転職できるかどうかも分からない
・人に会う事が怖くて働けるかどうかも不安だ
・フリーランスを選んでも稼げるかどうか分からない

 

そんな、選択した事で来る苦しさを、無意識の内に拒否していたんです。倒産した時と退職する事は、ほぼ何も変わらないのに、ずっと悩んでいたのです。

その職場にいても、ずっと私は「嫌だ」「苦しい」「逃げたい」と思い続けるだろうな、という事は思っていました。けれどお金の不安でどうしても一歩が踏み出せなかったのです。関連記事:仕事を辞めたい、苦しい。でも貯金が無い――仕事を辞めたいと思ったら副業を始めてみよう。

倒産して何とかなったなら、退職しても何とかなる

倒産も退職も、その経緯が違うだけで、仕事を辞める事には変わりはありません。

倒産の時は悩む暇もありませんでしたし、失業保険を受給する事もできたので、本当に気が楽でした。

なのにどうして退職になるとこんなに苦しいのか――それはやっぱり、考える時間があるからだと思います。

お金の不安もありますし、良い転職出来なかったら、という不安もありますよね。私もずっとそれを悩んでいました。でも倒産するとそれらの不安を悩む暇もなかったので「まぁなるようになるか」くらい気楽に考えていました。

そして私は、それで何とかなりました。

無収入が怖いならばパートやアルバイトをして繋げば良いんです。フリーランスを目指すならば、アルバイトやパートの時間を調整して勉強をしたり、やってみたりしても良いんです。生活するだけであれば、節約しながらも、それで何とかなるんです。

転職先を探す時は、ハローワークに行く以外にも、今ではインターネットで検索出来る時代ですからね。



関連記事:就職が決まったのに行きたくない……。そんな不安を解消する1つの方法。

家で働きたいからフリーランスを目指した

そうして退職し、後戻りが出来ない状態で私が考えたのは、やはり家で働きたい、ということでした。

私の家は田舎で、どこへ出かけるにも車が必要です。しかも積雪も多く、冬で路面凍結しな日はありませんでした。

それが毎年怖くて怖くて仕方がなくて、出来れば冬だけでも家で仕事がしたい、と思った物です。

そうした時にフリーランスという働き方を知りました。

コネもスキルもない私でしたが、クラウドソーシングサイトに登録して、副業と言う形で少しずつ仕事を始めたんです。詳しくはこちら( 文章を書く事が好きな人におすすめの副業 )

利用しているのは、こちら。
最初はなかなか稼ぐ事が出来ませんでしたが、上達するにつれて、何とかぎりぎりで生活出来るくらいまでにはなりました。
貯金がなくて辞めても、今ある貯金を減らさないギリギリの収入を保つ事が出来ています。

仕事を辞めても、やる気と目標さえあれば何とかなる

仕事を辞めたら、しばらくは何もしたくないと思います。

前述の通り、リフレッシュする事は必要なので、元気になるまでのんびりするのも重要です。ごろごろしたって良いし、だらだらしたって良いんです。

そして大事な事は、それからどうしたいかという目標と、やる気です。

突然の倒産を経験してリフレッシュした時の私は、「今なら何でも出来る!」という気持ちでいっぱいでした。

その結果、転職する事が出来たんです。結局、今はその仕事も辞めてフリーランスという道を選びましたが、不安は山ほどありましたが、今は後悔していません。やりたい事を出来ているから、苦しいけれども、会社員に戻りたいと思いませんでした。

たまにご褒美でゲームや本も買ったりして、気分転換もしていますし。必要がなくなれば、インターネットで買い取りもお願いしたりしています。詳しくはこちら( 駿河屋さんで買い取り!初心者がネット買い取りを頼んでみた )

あなたは楽になって良い

仕事を辞めたい、でも苦しい。

そう思ってずっと悩んでいるあなたは、頑張っています。苦しい中で、その苦しさと向き合おうと頑張っているんです。

退職をしたって、何とかなります。何とかしようという意志さえあれば、何とかする事はできるんです。

私も苦しいのは当たり前、なんて事を言われた事もありますが、ならどうして、楽しく仕事を出来ている人もいるんだろうって思いませんか?

楽しく仕事が出来ている人たちは、その人に合った働き方が出来ているからです。

苦しいまま働き続ければ、いずれ心は限界を迎えます。頑張ったら、頑張った分だけ、楽になりたいって思ったって良いんです。

失敗する事は怖いです。でも、チャレンジする前の失敗なんて、ただの想像なんです。

やってみて失敗した、それは、やらなくて失敗したよりずっと、頑張っている証拠です。

退職しても何とかなります。楽になりたいと思ったら、仕事を辞めて楽になったって良いんですよ。

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